塾なしで中学受験に挑戦しました ~記録と体験談~

1日1時間程度の自宅学習で中学受験に挑戦し、第一志望の中学に合格。偏差値60の栄東中学校のこと、通信教育、模試、使った問題集などのレビュー、雑感などをつづります。

中学受験と早生まれについて思うこと①(長女の軌跡)

   

早生まれはかわいそう、早生まれは劣っている…。

色んなレッテルを貼られてしまいがちな早生まれについて思うことを書いてみようと思います。おそらく有名なこの論文「誕生日と学業成績・最終学歴」の内容も踏まえつつ、あくまで、私自身が思うことについて、です。

長くなりそうなので早生まれの長女のケースをまず振り返ってみようと思います。

早生まれは、トラックほぼ1周分のハンデのようなもの

人生一年分をトラック120メートルとすると…。

ハンデがない4月生まれに対し、3月生まれは110メートルくらいハンデをつけられて競争するようなイメージ。

ヨーイドン!と競争はじめると、1周目はどんな大天才ランナーでも4月生まれの子に3月生まれの子は絶対にかないません。

しかし、何周もするにしたがって、だんだん本当に早い子が実力を発揮してぐんぐん他の子を追い抜かしていくでしょう。

20周もすれば、最初のハンデなんてあまり関係なくなります。

 

スタートダッシュにハンデがあるのだから、幼少期に不利な立場になるのは仕方がないと思っています。

でも、スポーツ選手の中で3月生まれが極端に少ない、とか国私立中学入学者の中でも3月生まれが極端に少ない、という現実は、なんだか少し悲しいな、と思っています。

長女は3月生まれの早生まれ

長女は早生まれです。妊娠中も早生まれについて何にも感じることはありませんでした。むしろ、学年で一番若い、ということにメリットさえ感じていました。

しかし、妊娠のタイミングがほとんど同じで、誕生日が少し後の4月生まれの男の子のお母さんが、ぽろっと「早生まれだとかわいそうだから少しでも遅く生まれるようにがんばった」のような一言を言っていたので、「え、早生まれってかわいそうなの?」とはじめて早生まれという言葉を認識しました。

幼稚園時代、運動能力はたしかに悪かった

普段、娘だけを観察している分には、順調に成長している様子で早生まれについて意識はしませんでした。むしろ、どんどん覚えることや運動能力がアップしていくことに喜びを感じていました。

早生まれを認識するのは、やはり他の子を見たとき。

娘が縄跳びを数回飛べたころには、他の子は何十回と当たり前。鉄棒もぐるぐる回る子もいるし、逆上がりができる子もいる。娘は、鉄棒はおろか、うんていも全くできず・・・・。他の子と本当に同じ年なの?というくらい、どうみても同じ年には見えない娘でした。

しかし、娘はもともと運動は得意ではないタイプのようで、普通の子に混じると、さらに悪目立ちしてしまう…という感じでした。

(同じく運動が苦手タイプの遅生まれ次女は、普通の子に混じっても悪目立ちはしないものの、やっと平均かやっぱり悪い…という様子)

幼稚園時代の背の順はやはり前の方

背の順は1番前か2番目。しかし、発育曲線を見てみると月齢的には平均のど真ん中で成長していました。月齢的には平均レベルでも、学年にすると一番低くなってしまうようでした。

また、4月生まれの次女は、長女とほぼ同じ身長の伸びのペースが同じくらいで、月齢的にはこれまた同じ平均ペース。しかし、幼稚園時代ではなんと一番後ろに…。小規模な幼稚園だったので、小学校に上がるともっと背の高い子もいましたが、それでも後ろの方です。

背が相対的に低いことには月齢的なことが関係していると分かっていたのと、むしろ幼稚園時代写真を撮ろうとするといつもいいポジションにいるのでラッキーでした。代わりに、次女の場合は見えるところにいなくて残念でした…。

小学校に入学してからの背の順は、徐々に後退していき、一番前だったのが5,6番目くらいに後ろにだんだんずれていきました。

しかし、4年生頃からは体が早熟な子が台頭しはじめ、また徐々に背の順が前の方に移動するようになり、6年生ごろには前から3、4番目くらいになりました。

そして、中学生の今は、遅れてきた成長期でどんどん背が伸び、背の順はほぼ真ん中あたりだそうです(約155cmぐらい)。

小学校入学してから、学業には支障なし

学業的な面からは、早生まれをハンデに感じたことは、全くありませんでした。むしろ、勉強は得意なタイプだったので、学校の勉強でつまづいたことはないです。

また、塾に通っていたわけではなかったので、だれかと競争することもなく、早生まれの影響を感じる機会はありませんでした。

ただ、例のこの論文「誕生日と学業成績・最終学歴」によると、国私立中学受験には早生まれの影響がありそうなので、興味深いところです。

娘の場合、ゆるく勉強をやっていたために、早生まれの差を感じるところまで突き詰めてやってなかった…というのもあります。

もし少し誕生日が遅かったら、今の中学一年生と同じなので、そうだとしたら、学業的にさらに余裕が生まれるので、今よりも勉強できる子になっていたのか?と思ってしまいます…。ずっと一年飛び級しているような感じですものね。

しかし、遅生まれ次女を想像してみると、もし次女がもう少し早く生まれて今の2年生だったら…「うわー無理!」。とにかく幼いのでこれで2年生なんて考えにくいです。4月生まれで助かった…という感じです。

遅生まれ次女、アドバンテージを感じることなく…

まだ小学校低学年なのですが、遅生まれだからアドバンテージがあると感じること、残念ながらほとんどありません。

遅生まれを感じるのは、背が少し高い方だというくらいです。

色んな面で成長のペースが遅い子で、4月生まれ故に目立たなくて済んでいる、という感じです。

たとえば、言葉のではじめがとても遅く、2歳を過ぎてからもなかなか2語文以上話さなかったり、おむつが取れるのがとても遅かったりしました。

月齢ペースでは、言葉とおむつに関しては長女の方が早かったです。

また、かけっこが遅く、運動神経もあまりよくない方のようで、運動面のアドバンテージもなく…早生まれになっていたらもっと悪目立ちしてそうです…。

ただ、言葉のではじめは遅かったものの、幼稚園に入ってからどんどん吸収していったので、他の子と差があるということはありません。むしろ、本をどんどん読んで語彙が豊富になり、学校の勉強も得意になりました。

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