塾なしで中学受験に挑戦しました ~記録と体験談~

1日1時間程度の自宅学習で中学受験に挑戦し、第一志望の中学に合格。偏差値60の栄東中学校のこと、通信教育、模試、使った問題集などのレビュー、雑感などをつづります。

結局、時間の使い方はなかなか上手くならなかった 《体験談・反省》

      2016/09/26

反省点も書いていきます。たくさんありますがまずは勉強時間について。

勉強時間ついて何回か投稿していきましたが、効率よく勉強できたという成功談というわけでもなく結局こうなりました、という形になった、という結果を書いています。

本音は、やはりもうちょっと時間を作りたかったな…と思っています。親子ともルーズで放置気味だった時期もありますし、最後の最後でようやくスイッチが入りはじめたときに、もっと早くこうすればよかったかな、など書いていきます。

自宅学習のコツコツを続けるのが難しい

自宅学習の受験勉強は、コツコツを3年間。長丁場です。しかし、よほど計画性のある子どもは別として、長い年月をずっとコツコツしていくのは難しいもの。

6時半から夕飯、7時から勉強、8時からお風呂、9時就寝などとおおざっぱに決めていても、ほとんど関係ない状態になりました。まず、娘の帰宅時間が5時の約束のはずが5時半だったり、そこから宿題をはじめて、夕飯の時間がずれる…。などなど。習い事が入る日もズレズレ。

また、食事の時間が長すぎ…。1時間くらいかかることも。「今日は中学受験講座の勉強は15分だけでした」、「ゼロ分でした」、なんて当たり前でした。

土日もひどい

平日にたまった分を、土日で挽回させようと思っていましたが、思ったように娘は動きません。予定もちょこちょこあったり、何も予定がない日は午前中に勉強するように言っておいても、何か用事でもない限り起きない。

起きても朝食時間が長すぎ、着替えが長すぎ、朝勉強は当然しない、私怒る、結局午前10時ごろから1時間くらいだけやる、土日の勉強時間それだけ、状態。

6年の10月くらいまでこんな感じでバトル続きだったのです…。それは中学受験講座のテキストも真っ白だらけになります…。

辞めないだけ良かった

こんな状態でも、辞めずに続けていたのは良かったな、と思います。今日は15分しかできなかったとか30分だけだった、テキストもワークも真っ白なところが多いけど、それでも前を見ていた、それだけは良かったと思います。

あまりに自己嫌悪になってもう駄目だ、と思わずに撤退しなかったのは、模試の結果がこんなんでもそれほど悪くなかったというのが励みになっていたのかもしれません。

また、娘もポジティブな性格なので落ちるとは思ってはいなかったと思います。勉強が嫌いではなかったのも大きかったでしょう。

強制的にスケジュールを決めたのが良かった

4年生の冬にだけ、早稲田アカデミーの冬期講習に参加させたことがあります。塾に通った経験はこれだけです。午前中だけでしたが、冬休みの間は8時前に家を出て頑張って通いました。

早起きできるのは、予定があるから。なんですよね。そうでもないと絶対起きません。

通塾している人が塾で2~3時間の学習時間を確保できるのは、塾に通うためにそれまでの用事を手早く済ませ、効率的にならざるを得ないから。塾に通うというのは、強制的に時間を確保できる意義があるんだな、と思います。これは大きいです。

結局、6年の11月になって、勉強時間をどうすればもっと捻出できるのか工夫するために、時間の記録をstudyplusですることにしたのでした。

そして、もう秋だったので、土日の空いている日は過去問デーに。

8:00~8:50 算数
9:00~9:50 国語
10:00~10:50 理科
11:00~11:50 社会

などと前日にスケジュール発表して時間厳守でやらせることにしました。これがなんとか上手くいきました。ちょっと遅すぎでしたが。午前中に試験があるところが多いので実際のリハーサルに近い形にもなりました。

ちなみに、少し前の段階では8時~11時勉強、などとおおざっぱだったため、トイレにさぼってしまったり、勉強道具を部屋に取りに行ってなかなか帰ってこないという反省点がありました。10分間の休憩時間を設けることでトイレなどの休憩はこのタイミングで済ませるように、としたのが良かったです。

私主導で良かったのか…

「自主性」これが子育てのテーマになっていくと思いますが、私があれこれ仕切ってなんとか最後の最後で軌道に乗っていきましたが、できれば本当は子ども任せで行けるようにできていたらもっと良かった、と思います。だれかに仕切ってもらえるから頑張れる、じゃなくて自分の意思でできるように。

最初はそう思って、あまり細かく言わないでおこう、なんて思っていたら、上記の通りの体たらく。ルーズすぎるものだから結局私の仕切りがなかったら合格もできなかったのかな…とも思います。

しかし、ペースメーカーを利用するのは普通のこと

全部一人でやれたらかっこいいかもしれないけれど、例えば公文だって先生が丸付けして進度を調整してもらっているだけなので、管理されるだけのために多くの子どもが通っているのだし、塾だってもしかしたら一人でやれる子どももいるかもしれませんが、ペースメーカーのためだけに通っている例も多くあると思います。

全部子どもに丸投げ、というのは難しいけれど、なんとか自主性や計画性も育てたい、と思うともう少し何かできることはなかったかな、と思います。

通うところがあると、その時間帯に合わせて効率的な時間の使い方になる、というメリットは大きいと思います。自宅学習の場合は、おおざっぱではなくやはりスケジュールをガチガチに固めるとかが有効なのかもしれないですね。しかし自宅だと本人の甘えが出て成長がしにくいな、と思いました。

中学では、もう少し成長しますように。

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