学校の勉強・テストとのギャップ 《体験談》
2016/04/21
突然中学受験の世界に飛び込んだ我が家にとって、学校の勉強やテストとのギャップに驚いたことがあります。
予備知識がないと、こうも違うのか!とカルチャーショックを受けることは間違いないでしょう。
学校の勉強はゆっくり
一般的に、高学年になってくると学校の勉強が難しくなってきて大変…という話も聞きます。とくに、算数などで分数などが難しくなるなど。
しかし、ある程度中学受験の勉強に使ってから授業参観に赴いてみると、「なんてゆっくりなんだ!」と驚くことがありました。3年生までは授業と同じペースでやっていたのに、4年生から中学受験講座のテキストをはじめて、学校で習ってない範囲も独自で進めていくことで、学校の学習が遅く感じられることもあるかと思います。
しかし、娘は学校は学校で楽しんでやっていたので、学校の勉強も宿題も文句を言わずきちんとやっていました。文句を言っていたのは、夏休みや冬休みの宿題の多さでしたが…。
既に知っていることでも学校の授業に意味がある
授業参観に行って算数の授業を見ていて思ったのですが、新しく習うことでも、とてもゆっくり丁寧に教えてくれるのですが、先生の一方的な授業では全くなくて、先生と児童で意見やアイデアを出し合いながら作っていく授業なのですね。
「どうしてこうなるのか」というのを最後の方まで非常にもったいぶるのですが、そこに行きつくまで児童にアイデアを募らせて「なるほど」と持っていくような展開でした。
受験勉強というと、覚えることが大変というイメージですが、学校の授業は、考えたり理解に重点を置いていて、そういう違いがあるんだな、と思いました。
ただ、既に覚えている漢字とかをせっせと書き写す宿題などは辛いな…と思いましたが。(ただ写すだけの作業が中心のドリルが配られ、長期休暇中の宿題になったりします)
通信教育だと、学校の勉強とメリハリつけやすい
通信教育は、テキストで文字を追って、時には映像授業もありますが、独学要素が強いのが特徴です。学校の授業は、参加型授業で、チームワークを求められたり、コミュニケーションを取る必要があったり、学力以外にも大切な要素があります。
娘は、学校の授業は割と好きだったので、「今日、太平洋戦争のことやったよ!」とか、学校で学ぶことも楽しんでいたので、学校も、中学受験講座もどちらも大事に学んでいたのが良かったと思います。
例えば、もし夜遅くまで学習塾だと、内容は違っても授業というスタイルは同じなので、学校も塾も…となると大変だっただろうな、と思います。
テストは100点が当たり前?
業者テストとかカラーテストと言われるテストがありますが、確かに100点がほとんどでした。しかし、ビックリするほど簡単で満点が取れるように作られているように見えました。懇談会で話していましたが、平均点も高いそうです。
全国統一小学生テストを受けてみるのがおすすめ
中学受験?なにそれ、難しいの?という感じで中学受験に興味を持ったばかりの初期段階の時には、全国統一小学生テストをとりあえず受けてみるのがおすすめです。
今までの100点が当たり前テストだけを経験している子どもにとっては、伸びしろも可能性も残念ながらよく分かりませんよね。
全国統一小学生テストは、出てくる偏差値は参考になるかどうか分かりませんが、少なくても満点は取れないテストです。はじめて受験してみると、今までの勉強との違いにショックを受けるとは思いますが、「こういう難しい問題を解く子どもがいるんだ」という目安にはなります。
2016年は6月5日(日)に開催されるようです。
ちなみに、どうしても受験が難しい場合は、四谷大塚のサイトに過去問が掲載されているので、それを少しやってみるといいかと思います。