塾なし中学受験をざっと振り返る 《体験談》
2016/09/26
このブログを再出発するにあたって、すでに終わっているので総括的なことをさらっと初めに語っておくとします。というのも、3年間の中学受験の体験を最初からつらつらつづって、結果をもったいぶって書くのはどうなんだと思いまして。
もしかしたらこれから塾なしで中学受験をする人に参考になるのかもしれないし、参考にならないところもたくさんあると思います。受験者の多い栄東中学校に合格をいただいているので、もし志望校の一つに考えている人がいましたら、その点では少しは参考になるかもしれません。
両親の受験経験
2人とも通塾経験なしで地元の高校受験と大学受験のみ経験。
受験結果
- 栄東中学校A日程 …東大クラススライド合格。
- 栄東中学校東大選抜I …惜敗(2点差!)
- 進学先の中学校 …合格
※進学先の中学校については記事を読んでいくうちにおおよそ絞りこめるとは思いますが詳しくは書かないこととします。すみません。
毎日の勉強時間(学校の宿題のぞく)
- 4年生…週合計で5時間程度。月20時間くらい。休日に市販の問題集を解いたり。
- 5年生…週合計で7時間程度。月25時間くらい。受験を諦めモードになり、惰性で続いていた時期も。
- 6年生秋まで…平日1日1時間程度。週合計で10時間程度。月40時間くらい。
- 6年生11月…週合計15時間程度、月60時間。スイッチが入りはじめました。
- 6年生12月…週合計25時間程度、月110時間。冬休みに猛勉強。
- 6年生1月…週合計20時間程度、月100時間。学校ある日は1日1時間程度。土日は1日6時間程度。
直前期は頑張りましたが、勉強時間はかなり少ないものでした。通常の中学受験生活とはきっとかなりかけ離れていたものと思います。平日は学校の宿題や習い事などで、多くて1時間勉強できるかできないか。4年生後半にやっぱり地元中学に通うと言われ、中学受験自体半分あきらめていました。途中で辞めるのはもったいないとテキストを続けていましたが、5年後半にまた少しスイッチが入り、6年前半はまた諦めモード、6年冬にまたスイッチが入った感じです。
受験勉強教材
- 4年生…チャレンジ(進研ゼミ)、チャレンジ中学受験講座、市販の問題集など(賢くなる算数シルバーなど)
- 5年生…チャレンジ(進研ゼミ)(~2月号まで)、チャレンジ中学受験講座、市販の問題集など(Z会入試に出る 植物図鑑など)
- 6年生…チャレンジ中学受験講座、過去問、市販の問題集
市販の問題集は余裕があった4年生の頃は色々手を出していたりしましたが、6年生になるにつれて余裕がなくなりほとんど中学受験講座に集中しています。
模擬試験
- 5年生…首都圏模試12月、1月に受験。
- 6年生…合不合テスト1回~6回と首都圏模試5回、6回を受験。
どちらの模試も、志望校はほぼ80%が出ることが多かったです。毎回じゃなかったですが。
また、4年生と5年生の時に全国統一小学生テストを受験しました。
総括
かなりゆるめの中学受験スタイルとなりました。初めからゆるく行こう!としてゆるくなったわけではなく、娘のズボラな性格や睡眠時間が長いところ、習い事の両立などを経てこういう風になったという感じです。もう少し工夫すれば勉強時間はもっと確保できただろうと思いましたが、上手にメリハリをつけて時間のやりくりをするというのは娘にはハードルが高かったのかもしれません。中学生、高校生になるにつれてそのあたりは成長してくれるといいなと願いますが。
4年、5年生の間は学校で習わない範囲を独自ですすめていたので、とても大変だったと思います。字の大きいあっさりしたテキストに少なすぎるのではと不安を感じたこともありますが、5年、6年と同じようなことをちょっとづつ密度を濃くして繰り返してやっていたようで、そのうちに学校の授業でも扱うようになったりして最終的にはだいたいのことをちゃんと習得していました。
となると、最初の方のあっさりテキストはこれでよかったんだと今になって納得がいきます。最初からガツガツ行くと疲れますし、さらっと流す程度で全然大丈夫でした。ガツガツ行くのは6年生になってからでよかったと思いました。学習塾に行っているとクラス落ちや席順のプレッシャーなどがあるかと思いますが、通信教育には全くプレッシャーがないので精神的にも楽でした。プレッシャーがなさすぎるやる気のなさという問題はありましたが。