お尻を叩かないとなかなかやらない子 《体験談》
2016/06/04
はい、うちの娘です。。
塾なしで中学受験を目指している子どものイメージって、かなり真逆ですよね。
親に言われなくても一人で黙々とカリキュラムをこなしていたり、親の指示通りに素直に従う子。
きっと、そういう子どもじゃないと通信教育をこなせないのでは??という不安を抱える親も多いのではないかと想像します。
親もがっちり管理していい
中学受験は二人三脚とも言われていますし、通塾している子どもも親が結構管理しているところもあります。
実は私自身、親に勉強を見てもらったり管理されていた経験がなかったので、がっちり管理することに少々抵抗があり、勉強を管理することは子どものためにならないのかもしれないとか、良くないことなんじゃないか、と思い込んでいたことがありました。
しかし、時々ニュースでやる中学受験ドキュメントなどを見ていると、結構親も関わっているところも多いものだと知りました。一方完全塾任せであまり親は関わらずに食事などの体調面を整えているところもありますし、それぞれなんだな、と知りました。
塾はただ勉強を教えてくれるだけではなく、相談に乗ってくれたり、ペースメーカーのような役割もありそれを期待して通塾させている家庭も多くあり、それが普通というか、塾と家庭で上手く住み分けできているものなんですね。
塾なしでは塾のような役割はありません。勉強そのものは子どもが自分で勉強することが出来ても、管理についてはまた別、と考えた方がいいかもしれません。
だから堂々と親が管理の役割を果たすことは普通なんだと、抵抗せずにやっていいと思います。
普段の、学校からもらったはずのプリントがないかランドセルをチェックしたり、そういう感覚と全く同じです。
結局、スケジュール管理はなかなか上手くならなかった 《体験談・反省》で書いたとおり、
それよりも、親の方でスケジュール帳を使って、毎日の勉強内容を予定ではなく実行したことを書き込んでいったりとか、模試や学校・習い事の行事の予定などを書いて作戦立てたりしてみたらよかったように思います。
と反省点としてあげましたが、管理することに抵抗などなく、完全に役割として堂々と最初からやっておけばよかったな、と思います。最後の土壇場ではかなりガチガチ管理になっていましたが。
主体性が育たないという外野の声があるかもしれませんが…
私が親ががっちり管理することに抵抗があったのは、主体性が育たないのではないかという危惧があったからだと思います。
しかし、考えてみれば。通塾している子どもはみな主体性がないのかといえば違う。公文に行って丸付けしてもらっているのは主体性がないのかといえば違う。
それとこれとは違う、と言われそうなものですが、親が塾でやっているだろう管理の部分を担っていると思えば、メリハリはあるのではないかと。
実際に全力を出すのは直前
多くの人がそうだと思います。明日テスト!となると慌てて勉強したり。ずっと前から計画的にコツコツできる人もいますが、直前だからこそできる火事場の馬鹿力というか、全力を出すようになるものです。
ただ、中学受験は長丁場なので、土壇場になって勉強しても間に合わない…。だからこそのコツコツはどうしても必要なのです。
大人になれば試験までにどれくらいのことをするべきか見通しがついてくるものですが、子どもにはまだ難しいので、カリキュラム通りに出来ていなかったら、どんどんお尻を叩いてはっぱかけていく必要はあるでしょう。
将来は大丈夫?
大丈夫です!成長しますから!…なんて言えません。うちも現在進行形なので。全然成長しなかったらどうしようと心配しています。
ただ、私が口うるさくなってしまって反抗期の子どもと接しづらくなるかもしれませんし、徐々に手を放していきたいという気持ちがあります。あまりガミガミ言って勉強をやらせるくらいなら、塾などにお任せしていければいいな、とも思いますが、通塾するのにはまたお金が…。悩ましいですね。
ただ、中学受験は孤独でしたが、中学以降の勉強はみな同じ。テスト前はみなが勉強し、受験前はみなが受験勉強をします。小学校のときはみなと違うことをやる難しさがありましたが、中学は違います。ちゃんとやらなきゃ、という自覚はもちやすくなるでしょう。