のんびり自宅学習での中学受験スタイル《体験談》
中学受験と聞くと、
- 学習塾にびっちり通う
- 夜遅くまでびっちり勉強
- とにかくお金がかかる
- 習い事などはセーブもしくは全部辞めて受験まっしぐらのスケジュールとなる
- 休みの日も勉強中心
というイメージです。私もそうでしたし、多分、そんなにイメージから間違ってはいないかと思います。
ただ、必ずしも中学受験=上記のイメージ というわけでは無いです。色んなパターンがあって、そのうちの一部が上のイメージのスタイルとなっています。
で、たまたまうちがそうなったのが、のんびり自宅学習での中学受験、というようになってしまいました。
のんびりだから、
学習塾にびっちり通う⇒ 通信教育なので塾通いなし夜遅くまでびっちり勉強⇒ 1日1時間程度の学習で9時就寝とにかくお金がかかる⇒ 通信教育なのでそれほどでもない習い事などはセーブもしくは全部辞めて受験まっしぐらのスケジュールとなる
⇒ 習い事はセーブせずそのまま続けた休みの日も勉強中心⇒ 夏休みも冬休みも結構遊んだ
と、なりました。
のんびり中学受験の実体験
親が中学受験の経験がなかったり、あまり縁がなかったりしてピンとこない場合、中学受験と聞くと「とっても大変」「別世界」「お金かかりそう」「習い事続けられない」と思うかと思います。実際、私もそうだったので…。
うちの場合、本当に受験するか半信半疑だったのと、ベネッセの中学受験講座がやりたいという動機で中学受験がしたいというのと必ずしもイコールではなかったというのもあり、結果的に自宅学習でのんびりスタイルとなりました。
また、一番大きかったのが、中学受験に全く欲がなかった、ということです(それってどうなの?とは思いますが…)。御三家とかピンと来なかったし、娘は女子校は嫌だというしでそんなに選択肢がありませんでしたし。
はじめに見学に行ったところにピンときていて、ちょうどそのまま手が届きそう、ということでそのまま中学受験を迎えることができました。
大学受験ではこのスタイルが通用しない
中学受験は確かにあまりないケースかもしれませんが、高校受験などではたいして勉強してなくてもそのままトップ校へ行けちゃうケースとか、あるみたいですよね。私も勉強まったくしませんでしたし。なぜそんなことができるかと言えば、中学で習う内容と高校受験の範囲がほとんど一緒だから、学校の学習をちゃんとやっとけば大丈夫だったりします(国私立はのぞく)。
ただ、大学受験を経験した身としては、1日1時間程度ののんびりやって大学受験…は無理、かと思います。学校が受験に特化していて学校の学習がそのまま受験につながるような高校とかならあるかもしれませんが…。あと、推薦入試とか。
中学受験、高校受験の範囲とは比較にならないほど膨大!です、大学受験は…。
理想は全力投球の中学受験だけれど…
個人的には、小学6年生から一年くらいは、ブーストをかけてきっちり全力投球して頑張る方がいいと私は思います。その方が、頑張ったことでどれだけ伸びるかという経験や挫折なども含めて、人として大きく成長できるからです。
東京大学出身のタレントが、小学校の時の方が勉強した、と語るのを聞いて、「あの時一生懸命勉強した経験が人生経験の糧になっている」というのを実感していることがとてもいいな、と思いました。
娘はそこまで頑張っていなかったので、余力を残しているというメリットはあると思うのですが、余力を残したまま人生をそのまま過ごしそうで…そしてきっとその余力はフェイドアウトするような気がして…どうなんだろう…と思います。
芸能活動をセーブして頑張った芦田愛菜ちゃんや、受験勉強のために一時将棋を休業していた竹俣紅さんのように、受験の年くらいはそれに集中していくというのが理想ではあります。
のんびり中学受験、という選択肢もあるということ
中学受験というのはしない家庭の方が大多数ということから、とっても特殊世界というのがイメージとして持たれやすい気がしています。
また、入試問題が特殊すぎる!
小学校の頃の無知だった私は、そういう入試問題に対処する学習塾の存在も知らずに、そういう難しい問題を初見で解ける天才たちだけが受験する特別な世界だと思ってました。
また、中学受験は超難関校ばかりクローズアップされやすいので、自宅学習などでマイペースに勉強して攻略できる学校も結構多いということを知らない人も多いのではないかな、と思います。
人生長いですから、中学受験に全力投球できない環境であるとしても、大学受験やその後の就職、夢への実現にいたるところで、ここぞというところで頑張れるといいと思います。
そして、中学受験は実はのんびりスタイルでもできるということ、そういう選択肢もあるという実体験がこのブログでもあります。