塾なし中学受験を終わってみた直後の雑感 《体験談》
2016/09/26
塾なし中学受験を終わってみて直後の雑感です。
大変だったけど楽しかった(親が)
頑張ったのは娘ですが、私は受験のサポートや情報収集はとても楽しかったです。直前期の私は分析につぐ分析、間違えた問題の洗い出し、そして最後の1カ月だけ漢字プリントと計算プリントをせっせと作成していました。完全に自己満足も入っていますが、やりがいを感じてしまっていました。面接の練習を家族でしたりなど、なかなかできないことを体験できたなと思います。
あまり入れ込みすぎるのはよくないと思うのですが、少ない勉強時間を上手に使ってもらうために出来ることをしようとしていたらかなり手を貸してしまっていた結果に。中学から徐々に手を離したいけれど。
今だから言えるけど、もう少しチャレンジもさせても良かった
娘の志望校はほぼ確定していたのと、それが最初の合不合から80%の合格率だったので(ギリギリでしたが)、このペースで大丈夫と娘が思ったのかもしれません。「このペース」という6年初期は受験生とはとても思えないほど勉強していない時期で、受験生じゃない普通の子が家庭学習をするのとあまり変わらない感じでした。
なので「もっと受験勉強頑張るぞ!」みたいなモチベーションが娘は持つことができず、そうこうするうちに合不合の成績が下がり出し、秋になってやっと娘がちょっとだけ本気になってきたという感じでした。
娘は最終的には割と余裕をもって合格したとは思いますが、受験は水物で何があるかわからないので、直前期は80%じゃなくて95%以上に持っていけるようにわずかな穴も埋めるのに必死でした。
2月にチャレンジ校の受験に迷うことがありましたが、そこに受かっても娘は行かないというので意味なく。しかも不合格になった場合には第一志望の受験にメンタルが影響してしまうのはよくないと思い、本命1本に絞ることにしました。
そうは言っても心配性の私は、受験日がかぶる他の学校の倍率が例年よりも低くて、「こっちにしていたら可能性高かったのに」なんて思ったりもしていました。そこは説明会に何度も足を運んでいたので、影の第二志望でした。
受験が終わり、無事合格出来て良かったと思いましたが、あとになって娘の実力を考えるともう少し偏差値の高いところにも挑戦すればよかったなんて都合のいい後悔が出てきました。
受験後期に他の人の受験ブログを見ていてもちろん応援していたのですが、第一志望に合格可能性が届かなかったけれど合格できたという体験談を見ると、感動的でうらやましく見えてしまいました。
要するに、ただうらやましいというだけです。実力以上のところに合格できるとドラマチックですしね。ないものねだりなだけです。受験前は安全圏も受けた方がいいのだろうかとか色々悩むものですが、受験後はもう少し上を狙えたのにとか、本当に都合がいいだけなのです。
もう少し難易度の高いところを目指していたら、もう少しまじめに勉強しただろうにとか思いますが、娘が自分で分かっていて必要最低限の勉強量で自然調整していたような気がします。でも色々なところを見て、やっぱり志望校がピンときたので必然的だったのかも。
これからは、向上心が育つといいなと
小学校生活の中では、娘のまわりに受験する子があまりいなかったので、どうしても受験しない子よりになっていました。受験しない子に比べたら勉強している方だと思っていたでしょう。自宅学習の欠点ですが、周りが受験しない子で囲まれているとどうしても受験モードになりにくいです。だからこそ、多くの子は通塾して周りに刺激をもらいながら切磋琢磨していくのでしょう。
進学先は真面目に学習する子が多いらしいので、これからは周りの子に影響されて自ら向上心を持って勉強するようになってくれたらいいなと思います。