自宅学習での中学受験に必要不可欠なのは子どもの意思
中学受験のきっかけが親の意思だったり、子どもの意思だったり、さまざまなケースがあると思いますが…。
少なくとも、私は自宅学習で中学受験をするならば、絶対的に必要なことは子どもの意思だと考えています。そんなことは当たり前と思われるかもしれませんが、一一応思ったことを…。
理由その1:中学受験はマイナーであること
通っている小学校によるかもしれませんが、中学受験自体はわりとマイナーなことです。他の子どもはしてないことを自分だけがするという環境に孤独に置くというのは、よほどの意思がないと厳しいと思います。
これが塾であれば、まわりの環境でその気になっていくこともあると思いますが…。
塾通いなしで、子どものころからずっと中学受験に向けて何かしらの環境づくりをすることができれば別かもしれませんが、なかなか難しそうです。
理由その2:中学受験は長丁場であること
受験を思い立ってから半年後に挑戦、くらいのスパンであればもっと気軽に取り組めそうなものですが、中学受験は長丁場です。4年生からはじめると約3年、5年生からでも約2年。まれに6年生からはじめる人もいるでしょうが、時間的に厳しいですよね。成功する人もいますが…。
そしてそんな長丁場になる中学受験生活を、4年生とか5年生ごろから子どもが自ら意思を持って始める…これが中学受験を自宅学習で行う難しさだと思います。だからこそ、まれにしか自宅学習での中学受験例が少ないのでしょう。
ただ、子どもに夢があったりしてそれには中学受験することが早道である場合など、習い事などのスケジュールの兼ね合いで自宅学習を選ぶケースは当然あるでしょう。しかし、その場合は子どもの強い意志がはっきりしているので、上手くできそうです。
理由その3:中学受験の勉強が大変であること
普通の小学生で習う勉強よりもかなりハイレベルのことを学習します。これは、勉強が少なくとも好きではないとなかなか厳しいと思います。
親は今までの教育で学んだことがないことを目の当たりにして、四苦八苦したりします。子どもが問題が解けなくて、自分も分からなくて、一生懸命調べたりします。
決して簡単じゃなく、しっかり学習しなくては受験する中学に合格することはできません。
そんな大変さを乗り越えてまで…中学受験をしたい、という子どもの意思がないと乗り切れないと思います。
我が家のパターンは?
娘の意思があったかどうか、というと、公立中学じゃなくて他の中学に行きたいという意思はありませんでした。
しかし、ベネッセの中学受験講座をやりたい、という意思はありました。
中学受験をしたい、のではなくて、中学受験の勉強が面白そうだからやってみたい、というパターンです。
これは、結局中学受験しないかもしれない…しかしやらせるべきかどうか、ということで非常に迷いましたが、子どもに責任を持たせるようにして、やらせました。
5年生から6年生になると、中学受験を考える子どもの話題も出てきたりして、結局受験する流れにはなったのですが…。
中学受験講座を溜めたり、やる気がなさそうだったり、時間の管理が下手だったりしてなかなかうまく行かなかったことはありましたが…。
ベネッセの中学受験講座をやりたい、という意思が無かったら長続きしなかったでしょう。また、少なくとも勉強が面白かったんだろうな、とは思います。