漢字検定は中学受験に役に立つか?
2017/01/16
娘は小学3年生から漢字検定を受けてきましたが、それが果たして役に立つかどうか体験から考えてみます。
結論:漢字が好きならいいかも、という感じ
正直、あまり関係なかったと思います。
熟語の構成の問題とか、部首を選ぶ問題ですとか、漢字検定でしか見ないであろう問題もあり、中学受験にはここら辺をやるのは時間の無駄かもしれません。(部首って結構難しいのです!)
ただ、漢字が好き、漢字博士になりたい、漢字をもっと覚えたい、そういう動機があると頑張れるならいい効果を生み出すと思います。計画的に勉強して、テスト前にあがいて、テスト本番の緊張感を味わったり。そういう経験が良かったな、と思います。
あと、漢字ドリルもどれも同じようなもの、というと全然違います。
ひたすらマス目が多くて同じ漢字を連続で書かなければいけないタイプのドリルは娘は嫌がりました。
↑このドリルは合わなかった…(すみません)。
↑このドリルの方が向いていたみたい。さくっと練習したらすぐ熟語などを書かせるタイプのものが向いていました。
あと、漢字検定にはステップというおなじみのドリルがありますが、それも娘は合わなかったみたいです(ボリュームが多くて終わらない)。
↑出題範囲を丁寧にやるならおすすめ。丁寧にやれないと向いてない…。
一番役になったのはやはり過去問。過去問で間違えたところを覚えて得点率を上げるのが早かったです。
ただ、下位レベルの級では過去問をやるごとに頻出の問題を嫌でも多くやることになるので過去問だけでも十分でしたが、準2級、2級は頻出の問題が2回と出るのは珍しいくらいでなかなか得点が伸びづらく大変でした。
↑頻出問題のもの。役に立ちました。
難関校の漢字問題にはあまり役に立たない
漢検準2級に合格しても、難関校の漢字問題はまた別という感じでした。漢字じゃなくて語彙が難しいんです。小学生がつかう語彙じゃない、というレベルのもの(不文律とか、好敵手とか、そんな感じの)が難関校には出るので漢字検定とあまり関係ないと思いました。
娘曰く、中学受験の漢字の書き取りレベルは小学校の範囲を超えているものもあるそうです(私には見分けがつかない)。
ただ、もちろん漢字の出題レベルは学校によりまちまちなので…。難関校の漢字レベルが難しかったら、同じレベルの問題を出してくる中学受験用の漢字学習をした方が確実に早いと思われます。
↑こんなのとか?
参考:漢字検定の軌跡
小学3年生:8級、7級
小学4年生:6級、5級
小学5年生:4級、3級
小学6年生:準2級
中学1年生:2級
…これで終わり?準1級はどうする??