私の塾なし大学受験
2016/07/08
長女に中学受験を塾なしで挑戦できたのは、私の塾なし大学受験の経験が効いているかもしれません。
中学受験の経験はないですが、その点をなくして語れないというか、ちょろっと触れておくことにします。
私の学歴
公立中学校~4番手くらいの公立高校~某国立大学文系学部卒~
たいしたキャリアもなく、専業主婦が続いています。
受験ブログを色々見ていると、東大卒の方も多く、頭の良さそうなパパやママがつづっているのをよく見かけるのですが、私は中堅どころの国立大学卒です。
高校受験は塾なし、勉強なし
中間テストや期末テスト前は勉強しましたが、受験用の勉強は一切しませんでした。
公立高校を志望したので、教科書を逸脱しない試験範囲だということが分かっていたからです。「中間テストや期末テストで勉強しているのに、それ以外に何をするのか分からない」と本気で思っていて、なぜみな塾に行っているんだろうと不思議でした。
それよりも漫画に熱中していてノートに漫画を描いたり、イラストを描いたりするちょっとしたオタクでした(でもアニメはよく分かんないという…)。なのでそういうことに夢中で勉強そっちのけでした。
高校時代は部活中心、独学で受験勉強を始める
中学で部活をやっていなかったのに、高校でめちゃくちゃハードな運動部に入りました。文武両道をかかげる高校ですが、進学率は悪く、現役でMARCH行けたら凄いレベルで、浪人すると早慶がいっぱいいるような感じ。女子は短大に行く人も多かったです。(ちなみに現在は現役で早慶行く人増えてます。少しレベルが上がっているようです)
そんな感じなので、勉強を真面目にやっている人ほどダサいというか、中学のときよりも成績が良くなってしまいました。
慶應に行きたい!と高2から勉強はじめる
うちの高校からは現役で慶應に行く人は滅多に出ません。
滅多に慶應に行ける人があまりいないからこそ挑戦したいと思い、ハードな部活と両立しながら高2から自主的に受験勉強をはじめました。世界史などまだ習っていないところを問題集を買って独自に勉強はじめました。
3年生になって、推薦を狙って挑戦しましたが、二次試験(倍率3倍)で敗退。評定4.4頑張って取っていたのに残念でした。
もちろん一般試験も受験。補欠には入るものの不合格…。小論文の試験で大失敗してしまいました。
高校で強制的に受験させられたセンター試験の結果が良かったので、国立大学にも出願しており、その学校にだけ合格、そして進学しています。
胃の中の蛙だった、大学受験
考えてみたら情報収集不足だったな~と思いました。当時はインターネットなどなかったし。駅から遠いところに住んでいたので塾通いも難しく、親もお金を渋るので行けませんでした。
あまり進学校の生徒は受験しないという進研模試の判定を信じてしまったり。高校の中では成績優秀だったので、すっかり胃の中の蛙でした。
私は試験で教科書の範囲を超えた深い学習が苦手でした。勉強のベースが中間・期末の定期テストからだったので、私立大学の入試スタイルに慣れず、基礎重視のセンター試験では高得点が取れても私立本番の応用に対処できませんでした。
苦い思い出だらけだった大学受験
とにかく孤独だったけど、計画や戦略を考えたり、勉強自体は好きでした。英単語を覚えたり、世界史用語集を眺めたり、そんな地道な努力なども楽しんでいました。
ただ、一人で取り組んでいたので、記述問題の対処が自己流になってしまったり、苦手な科目(国語…)は後回しになってしまったり、色々反省点や突っ込みどころもありました。
学校もそんなに受験モードにならなくて、とにかく範囲が終わらない感じ。
高校のレベルがそれほど高くなかったので、もう少し高校受験に懸命になって上のレベルの高校にいたら…とは思いますが、部活で選んだようなものだったので、しょうがないです。予備校に通えてたら、また少し変わってたかもとは思います。
国立大学進学後
その大学に現役で進学できたこと、周りの人たちによく褒められました。慶應に受からなかったので複雑な気持ちでしたが、国立大学はとてもイメージがいいものだと知りました。
進研ゼミはやっていましたが、高校受験も大学受験も受験にお金をほとんどかけず、進学先も国立だったので、トータルでお金があまりかからずにすみました。
娘の中学受験に活かせたか?
受験勉強=通塾 という概念はなかったのですが、中学受験にいたっては別で、塾通いビッシリなイメージがありました。とにかく別世界のような。
ただ私も、定期テストから大学受験まで、すべて自己流で勉強していたので、試験のカンみたいなものや勉強のコツは分かっていたので、少しは活かせたんじゃないかと思います。ただ、長女は私とはタイプが違うので、「私だったらこうするのに」みたいなアドバイスもスルーされたりもよくしました。