冬休みに年表トレーニング帳に取り組む
2022/01/11
良さそうと思っていて購入したものの、なかなか出番が登場しなかった参考書や問題集類…。受験間際に取り組んだ理科メモリーチェック―中学受験用 (日能研ブックス)のレビューに引き続き、社会の歴史年表についてです。
「年表トレーニング帳―歴史 (サピックスメソッド)」もその一つでした。
ベネッセの中学受験講座がいよいよ忙しくなってくると、他の参考書や問題集の存在が薄くなってしまいます。でもそれはしょうがないです。色々と中途半端に手を出してしまう方が良くないと思います。
あいまいだった歴史並べ替え問題
たとえばこんな問題(2016年栄東中学校東大選抜入試問題より)とか。
同じ年で並べ替え問題が2回も…ではなく、他にも2問あって4問も出題されています。
社会の歴史の定番で、出来事を並べ替える問題、ありますよね。どうもその正答率がいまいちというか、出来事が離れているときはいいのですが、わりと似通っていたりする場合間違いが多かったように思いました。
そして、「年号って覚えてないの?」と娘に聞くと、
「え、覚えるの?」というとぼけた返事が。しかも、「先生、今は覚えなくてもいいって言ってたよ」とまで。この先生とは小学校の先生のことです…。
私は小学生統一テストのときに早稲アカの廊下に年号がずらりと貼ってあったのを見てたし、中学受験では覚えるもんだと思っていましたが娘ときたら…。
とにかく年号さえ覚えていれば解けちゃうものも多いんだからと促し、そういえば買ってあったと思い出して年表トレーニング帳―歴史 (サピックスメソッド)を部分的に取り組むことにしました。
ちなみに、この問題では、ア)939年、イ)1016年、ウ)797年、エ)887年、オ)1086年 なので2番目がエ、4番目がイですね。
ウ、エの年号はややマニアックかもしれませんが、8世紀後半、9世紀後半、くらいは覚えておく方がいいでしょう。
この問題では、ア)1404年、イ)1334年、ウ)1467年、エ)1338年、オ)1392年 なので2番目がエ、4番目がアですね。誰が何をした、ということを正確に覚えていれば年号が分からくても流れで正解できそうです。
うろ覚えの年号ばかり
全部は取り組んでいません。半分までくらいでしょうか。コピーしてやらせてみました。意外と覚えているものもあれば、うろ覚えのものも多く、違うんだけど惜しい!ものも多数。
娘曰く、「流れで覚えていたので年号は分からない」とのこと。
(じゃあ、並べ替え問題ももう少し出来そうなもんだが…)
全部で3時間45分、歴史の総ざらいに便利
スタディプラスに記録が残っていたので見てみました。
12月に1時間30分、1月の冬休みに2時間15分取り組みました。全部のページではなく、半分より前までのページを中心に。
娘の書き込んだコピーをさらにコピーして、間違えたところを修正液で消してさらにコピーというやや面倒くさいことをして再度トライ。(こうすることによって間違えたところだけ取り組ませることができるので)間違いが無くなるまでやりました。
古代から現代まで、さらっとおさらいできるし、あいまいな年号も覚えなおすことができるので、結構便利でした。
文字も大きくあっさりしているので、ボリュームもちょうどいい感じ。
年号は、受験間際でも大丈夫でした
社会=暗記、というイメージがつきものですが、年号って一から覚えると難しいんですよね。受験間際というある程度歴史が頭に入っている状態で年号を覚えてみると、意外とすぐに頭に入るようでした。
それはきっと、すでに覚えたことがある年号があり、その年号と年号の出来事だとあらかじめ分かっていれば、頭に入りやすいということなんだと思います。
おすすめ歴史年表参考書・問題集
せっかく紹介しましたが、年表トレーニング帳は2011年発行と少々古いようなので別の良さそうな年号系の取り組めるものも…。
↑これよさそう。かるたで楽しく覚えられます。
「イチゴパンツ(1582)の本能寺」など語呂合わせで年号を覚える本です。
歴史年表に特化した問題集。サピックスの年表トレーニング帳に似ています。問題数685問と多いですが、直前期で取り組むなら苦手な時代などをピックアップしてやるのが良さそうです。
ちなみに、サピックスメソッド社会コアプラス―中学入試小5・6年生対象も購入して持っていましたが、赤シートを隠しながら一問一答形式で答えるタイプのものです。
ボリュームが多いので直前に取り組むには向いていません。普段使いしている人がまた直前期に見直すのに使うにはいいでしょう。