自宅学習での中学受験と賢さ
中学受験といわゆる賢さについて書いてみます。
娘を見てきての自分なりの考えなので、ひとつのパターンしか知らないで書いてます。
ベネッセの中学受験講座のレベル
中学受験はレベルがピンからキリまであり、それほどレベルの高くないところから難しいところまであります。
ベネッセの中学受験講座はだいたい中堅校~上位校あたりを狙っている子にはピッタリかなという印象を持ちました。偏差値でいうと40~60くらいです。
ただ、中学受験の学習内容は小学校のレベルを大きく超えているので、小学校の勉強だけ普通にしていれば中学受験ができるわけではありません。
基本的に、一人で読んで理解できることが大切
学習塾や家庭教師のように直接教えてもらうのではなく、通信教育の場合は基本的にテキストを読んで理解することが必要です。通信教育なのでカリキュラムはあらかじめ組まれているものの、単元の理解に関しては基本的に独学となります。
集団塾でも、受け身で先生の言うことを理解したりする必要がありますが、生徒のレベルに応じて分かりやすく説明したり、質問ができたり、ある程度柔軟です。ベネッセでも質問は一応できますが、やはり独学的な要素が強くなります。難しくてついていけなかったりしても、テキストにくらいつくしかなく、塾のようにクラスのレベルが上がったり下がったりしません。
ですので、テキストを一人で読んで分かる理解力、これだけは最低限必要ではないかと思います。4年生のうちはまだ易しいです。しかし、それでも学校で習う進度と異なってきてしまいますし、塾のような強制力はないですから、通信教育が長続きするのが難しいところになるのかと思います。
学校とは違うところを勉強するわけですから、場合によっては親にも質問できないこともあります。問題が分からず、解説を読んで「ああ、そうか」と納得できることや、問題の意味をくみとる国語力が大事です。
賢い子なのかも、なら向いている
超天才レベルである必要性はまったくなく、理解が早いとか、そんな感じで自分の子はちょっと賢い方なのかもな、という直感があれば自宅学習での中学受験は向いているのではないでしょうか。
反対に、学校の宿題が一人でできないとか、何度説明してもなかなか理解できないとか、そういう感じだと残念ながらベネッセの中学受験講座は向いてないと思います…。
通信教育だと単元を早く終わらせることができる
人の説明を聞かずに、テキストを読んで理解することができるので、スピードが違います。映像授業も一応ありますが、全部映像になっているわけではありません。
また、自力で理解することができると、それはとても強い学力になります。
トレーニング要素が少ないのが通信教育のデメリットになりそうですが、ワークを繰り返し解くとか、同じレベルの問題集を併用してみるとかで補うことができます。
ワークすらスカスカで真っ白のうちの子のパターンみたいな場合もありますが…。
結論・ある程度の賢さは必要
そのある程度ってなんだよ、という突っ込みどころはあると思いますが…。
娘を見ていて、やはり誰でもできる、というのではないかもな、とは思います。また、妹では無理だろうな、というのも…。
上手く言えませんが、確実に向き不向き、というのはあります。
また、ビックリするほど賢い子どもがいたとしたら、あえて塾ではなく通信教育で中学受験に挑戦したらいいんじゃないかな、とおすすめしたいです。