大学受験記録(2)共通テスト利用編
2022/04/15
併願校として共通テストを受験する
私立大学専願であっても、共通テストを受験しました。高校で強制だからというのもありますし、本番に突入する前に試験に慣れるためという理由もあります。
そしてもちろん、共通テスト利用というもので私立大学の一般受験をせずに受験できるメリットがあります。
でも所詮は併願校だし…と思ったところ、本命校の受験でコロナに罹って受験できなかった場合は共通テストの点数で合否を決めると発表されていました。そうなると、やはり共通テストでなるべくいい点数を取ることは必須です。
共通テストの勉強
東進で過去問演習講座「共通テスト対策」を受講していました。それ以外は特に重点を置いて学習してはいないようでした。
マーク模試・東進共通テスト対策など
東進マーク模試や駿台ベネッセのマーク模試は秋から徐々に伸びていきました。模試や過去の共通テストやセンター試験で3科目9割が安定して取れるようになりました。
共通テスト利用出願
出願した明治大学2学部と立教大学2学部は、共通テスト試験日よりも締切日が前でした。ですので、手ごたえで出願を決めることはできません。
出願校は以下の4校です。
<共通テスト得点率ボーダー (2021年当時のパスナビより)>
- 立教大学 社会学部 メディア社会学科 88%
- 立教大学 現代心理学部 映像身体学科 84%
- 明治大学 文学部 文芸メディア 87%
- 明治大学 情報コミュニケーション 89%
私は直前まで併願校を知らなくて、調査書をもらった後にWEBで受験を申し込もうとした際に「4つも出願するの?!」と受験数に驚きました。共通テスト利用は気軽なだけに出願数が多くなりがちなデメリットがあると思います。今思っても、4つも果たして必要だっただろうか…。2つくらいでよかったような。
しかも、87%~89%ボーダーはかなりのハイリスクです。共通テストで必ず9割近くとるっていうのはかなりのプレッシャー。一気に受験が怖くなってきました。
共通テスト本番
1/15日、自宅からアクセスがいいとは言えない大学での受験でした。同じ高校の学生はいくつかの会場で振り分けられたようです。ちなみに制服で受験しました。
受験する会場は直前になって調べて、一人で行ってもらいました。最寄り駅まで行ったらあとは人の流れで大丈夫だったそうですが、実は最寄り駅で別会場もあったそうです。あぶない…。
英語のリスニングまで終わるのはなんと18時ごろ!科目間の空き時間が多すぎました。リスニングトラブルのあった某会場ではそれからずっと拘束されていたそうで、それは大変だったことと思います。2日目がある受験生もいたことですし…。
アクセスが遠いのと、東進に寄ってきたために、家に帰ってきたのは21時ごろになりました。
共通テスト本番手ごたえと結果
青ざめた表情で帰ってきた娘。第一声は「国語が…。」でした。
「やばい…」ばっかり言う娘。マーク模試、過去問は安定して9割を超えていて、国語は一番安定していました。ネット上で国語が難化したという話題がありましたが、娘は魔物に飲み込まれてしまったのでしょうか。
共通テスト結果
英語 リーディング 9割、リスニング 8割弱
国語 現代文 満点 古文 4割 漢文 6割
世界史 9割
3科目合計 8割半ば
うーん…。英語、世界史は踏みとどまったけれど、実力としてはもう少し取れてもよかった。現代文はさすが。でも、古文・漢文はどうした??
共通テスト利用では84%~89%ボーダーに4つ出願しています。84%の立教大学は取れるかもしれないけれど、他の3つは絶望的なのでは…。
あきらめるのはまだ早い!再度ボーダーを計算してみる
よくよくパスナビを見ながら試験科目を吟味してみると、「あきらめるのはまだ早い」ことに気が付きました。例えば、立教大学では漢文が含まれていなかったり、明治大学では世界史を2倍にして計算するなど。
あと、自分の娘の受験科目だけ関心があってその時はちゃんと気が付かなかったけれど、3科目目は世界史だけではなく、日本史を選択する人だったり、国語ではなく数学を選択する人などがいるわけで…。
<明治大学情報コミュニケーション学部(パスナビより)>
3教科3~4科目(600点満点)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[「リーディングのみ」または「リーディング+リスニング」の高得点を利用](200[40])
《国語》国語(200)
《数学》数IA・数IIBから選択(200)
〈地歴〉世B・日B・地理Bから選択(200)
〈公民〉現社・倫理・政経から選択(200)
〈理科〉物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学から選択(200)
※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
●選択→国語・数学から1科目
●選択→地歴・公民・理科から1科目(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
<共通テスト得点率/共通テスト得点率ボーダー(2021年当時のパスナビより)>
- 立教大学 社会学部 メディア社会学科 86.6%/88%
- 立教大学 現代心理学部 映像身体学科 86.0%/84%
- 明治大学 文学部 文芸メディア 85.8%/87%
- 明治大学 情報コミュニケーション 87.0%/89%
計算しなおしてみても、立教大学の現代心理学部、映像身体学科のみ去年のボーダーを超えるだけで、ほかの3つは超えませんでした。
情報収集不足、立教大学の英検利用
立教大学に出願していますが、英検などのスコアを共通テストの代わりに出願することができます。娘はスコアを持っていなかったので、共通テストで出願しました。しかし出願後になってから、立教大学は英語スコアを持つことがとても有利であることを知りました…。娘の共通テストの得点ではかなり不利なのではないかと思いました。立教大学については特殊なので、別記事にしようと思います。
バンザイシステム、駿台ベネッセのリサーチ結果
バンザイ=河合、駿台ベネッセ=駿台 の予想結果がでました。
- 立教大学 社会学部 メディア社会学科 河合B 駿台C
- 立教大学 現代心理学部 映像身体学科 河合B 駿台B
- 明治大学 文学部 文芸メディア 河合B 駿台C
- 明治大学 情報コミュニケーション 河合A 駿台B
ビックリしました。意外といいです。特に明治大学情報コミュニケーション学部は「去年の基準では」89%必要なので、出願する前から「大丈夫か…89%って…」って思っていました。しかし一番可能性が高いとは。しかもバンザイシステムが出した2022年のボーダーは83%になっていました。
また、出願数が一番減少したのも明治大学情報コミュニケーション学部でした。89%から83%の下落は、去年の半分くらいしか出願数がなかったためにライバルが減ったということと、やはり共通テストの難化の影響が大きかったと思います。
結果
立教大学 社会学部 メディア社会学科 不合格
立教大学 現代心理学部 映像身体学科 合格
明治大学 文学部 文芸メディア 合格
明治大学 情報コミュニケーション 合格
結果として、立教大学社会学部メディア社会学科以外は合格でした。やはり英検がないと不利だった模様。そして実際には「明治大学 文学部 文芸メディア」も危ないと思っていました。昨年よりも志願者が増え、リサーチでの順位がギリギリだったためです。後でわかることになると思いますが、おそらくボーダー付近だと思います。
明治大学文学部文芸メディアの合格が分かるのが2/12でした。そしてこの学科は合格が心配だったため、追加出願し2/5に全学部入試をしています。全学部入試で申し込むのは情報コミュニケーション学部と迷ったのですが、発表日の早さと難易度が低い方で選びました。2/12に初めて大学受験の合否が分かる日でしたので、無事両方合格出来て弾みになったと思います。
まとめ
振り回されたけれど、ふたを開けてみたら結局まあまあいい結果になった共通テストでした。躓いたけれど、全体的な難化に救われた形になり、結果的に運が味方してくれたようなものでした。もちろん、当日のがんばりもありましたし、実際の試験でいかに緊張するということが分かったのも収穫になったと思います。
あと、立教大学を出願する際は、英検のスコアを取った方がいいですね…。