漢字の取り組み 《体験談》
2016/09/26
漢字の学習については、ずっと漢字検定を取り組んでいたので、特別に受験用に学習することはほとんどありませんでした。漢字検定は6年の6月に準2級を受験し、習得しました。
一応、本屋で中学受験漢字を色々厳選してみたのですが、こんなに出来るだろうか…と思ってしまうといまいち踏み切れず買えなかったのでした。
最後まで買おうか迷ったのは上の漢字の要シリーズです。しかし、1、2、3の3冊もあり、1からはじめるべきか、3だけでもいいのか迷ったり、1冊だけでもボリュームがあって消化不良にならないかと思って買えませんでした。
使ったのはプレジデントファミリーの付録
当時購入していたプレジデントFamilyには、付録がついていたことがありました。現在はなくなってしまって残念ですが…。
その中にあった漢字問題の付録が薄くて入試問題のよりぬきだったので、利用することにしました。
使っていたのは5年生の後半。直接問題集に書かせてやらせていましたが、私は間違えたところを抽出してさらにワードで間違えた問題だけを作っていました。そしてまた間違えたらまた問題を作って…という感じ。6年になると漢字検定準2級の試験が近づくので、やっていたのは5年の後半だけでしたが、この抽出した漢字プリントを、6年の直前期でもしばらくぶりにやらせていました。以前間違えた問題も、時期を経て身に付いているもの、すっかり忘れてしまってまた同じように間違えるもの、色々ありました。
半端ない慶應義塾中等部
入試問題なので、色んな学校の漢字が出てくるのですが、その中でもとくに全然娘ができなかった学校が一つありました。慶應義塾中等部です。
- マイキョにいとまがない (枚挙)
- タンペイキュウな言い方をする (短兵急)
- 彼ほどのコウズカはいない。 (好事家)
など。小学生にとってはとても難解だと思います。漢字問題というより、語彙問題ですよね。漢字が得意な娘でしたが、語彙が難しいものには苦戦しました。しかし、漢字がハイレベルすぎるのは一部の難関校に限ると思います。入試直前に四谷大塚の過去問で漢字問題をあさっていた時に思いました。
また、娘に聞いてみましたが、6年生までに習わない漢字についても入試問題として出てくるんだそう。
ネタが無くなると、模試の復習、そして過去問へ
漢字検定は準2級まで習得済みの娘でしたが、中学受験の漢字問題は漢字というより語彙の問題なので、漢検と受験の漢字はちょっと違いました。漢検はもっと日常にあふれた語彙が多いのです。
6年の直前期。プレジデントファミリーの付録の漢字が完璧になったので、ネタを他に探し、合不合の問題と首都圏模試の漢字の復習をさせました。しかし漢字問題は少なく、間違えも少なかったので2日くらいですぐに終了。
そして今度は他の学校の入試問題を四谷大塚のサイトからあさることにしました。
いい感じの漢字問題を探し、ワードにせっせと打ち込んで作りました。ちなみに、読解問題から抽出するタイプの学校は面倒でした。漢字問題としてまとまっているところが楽でした。
5年の後半に取り組んでいた漢字の取り組みを復活させたのは、栄東中学校の東大選抜の入試問題の漢字がやや難しいと思ったからです。進学先になった本命校の漢字は全く問題がありませんでしたが、難関校を受験する時にはやはり難解な漢字の取り組みは必要なんだなと思いました。
東大選抜入試は惜しくも不合格でしたが、国語は150点中120点だったので、多少の効果はあったかもと思っています。入試問題を会場でちらりと見ましたが、おそらく娘は全て書けただろうと思いました。
ちなみに、中学受験講座のテキストの漢字はやったり、やらなかったり
国語の場合、読解分の回はいいのですが、語彙や文法の回になるとボリュームが多すぎて娘は嫌いました。本命校は文法問題なんて出ないし、やったりやらなかったり。
中学受験講座でついてきた1枚の漢字プリント。しかし娘は一度もこのプリントやりませんでした。
娘が嫌った語彙の回。2ページあるように見えますが、1回で4ページありました。「目標時間30分は嘘だ」と娘はずっと言っていました。たしかにこの量は30分では無理です!