親が中学受験経験者じゃなくてもなんとかなった
自宅学習での中学受験は「親が経験者じゃないと無理」、とか、「親が勉強を教えられないと無理」、などと聞くことがあります。
私も、何の本か忘れてしまったのですが、中学受験をするための親向けの本を立ち読みしているときに、そう書いてあったのを見たし、ほぼすべての本が「どの塾にするか」という塾前提の視点でしか書かれてなくてちょっとムっとしたことがあります。
経験して思ったのは、中学受験は親が教えられるとか経験者じゃなくても大丈夫、ということです。
…といっても、難関中学の体験談じゃないから「そりゃあね」と思うこともあるとは思うのですが…。中学受験は一部の難関校に限ったことではないですので。
算数の特殊算が結局よく分からなかった私
ベネッセの中学受験の解説を読んで、何となく理解はできるのです。「へーなるほどね」と。
そして、いざノーヒントで自分でやってみると、解けない…という。
公立中学・高校と進路をとってきた私にとって、算数の特殊算といのはとても面白いものではありましたが、どうしても長年の方程式の癖が抜けず、ちょっとやそっと娘の問題をかじったところで身に付かないのです。
鶴亀算ですら、方程式の方が早くない?と思ってしまって面倒くさい。どっちかに全部あると仮定して…みたいな工程がややこしい。
面積図?初耳。ニュートン算?難しすぎる!拒否反応。
…こんな感じでしたし、無理に理解しようとするのはあきらめました。
娘が解けなくて詰まっているときは、解説を少しづつ小出しにしたりして、どうにか引き出すようにしていました。それでも分からない問題はスルーしたり…。
算数は出来は良くありませんでしたが、入試近くになると基本的なことはほぼすべてを理解して解けるようになっていきました。
娘に「どうしてこうなるの?」と聞くと特殊算でささっと解く姿に自分で解けるようになったんだな、と少し感動したりもしていました。
…と言っても算数はすべてが特殊算で覆われているわけではなく、私が解ける問題もありましたし、経験者じゃなくては中学受験は厳しい!というわけでは無かったです。
…超難関校の算数を解くのだったら厳しかったとは思いましたが。
国語・理科はほぼスルー
国語…は娘にほぼすべてお任せ。教えたことはありません。
理科は私は全然出来ないのでこれもほぼすべてお任せ。たまに聞かれたこともありましたが…計算が入る部分はどうも…。一生懸命解説読んで…夫に投げたり…ほぼ戦力にならず。
ただ、国語の漢字や理科のプリント作りなどは時々やっていました。理科は植物・動物のところなど、暗記でいける部分だけ。
社会も教えることはなかったけど
教えることはなかったですが、入試間際に年号に取り組んだり、穴探しをしたり…ということはしました。
また、歴史のプリントを作成したり…ということも時々していました。プリント作りは正直言って親の自己満足も入っていたかな…とは思います。
丸付けはしました
ベネッセの中学受験講座では、6年生からはノートにとって自分で丸付け!というスタンスのようでしたので、その通り任せていました。
そしたら不正だらけで…。やってるふりしてシールだけ貼っていたり、丸付けも答え写した?みたいな感じ…。
普通に丸付けをすること自体はいいのですが、娘の場合間違えた問題をただ赤字で書き写すだけという状況だったので親が丸付けすることにしました。
間違えた問題をまた考えるということをしないと伸びないので…。
だいたいはスケジュール管理でした
やらない子どものおしりを叩いたり、模試の結果の分析をしてみたり、過去問に取り組ませたり、今日は何時から何時まで勉強と指定したり、そういう裏方の役目の方ばかりだったかと思います。
家庭教師のように貼りついて学習を見てることはありませんでしたが、6年後半になると私がだいぶスケジュールを仕切ってしまうようになりました。
塾などでは普通かもしれませんが、ベネッセの中学受験講座では、一人でも取り組めるようになっている教材だったので「仕切る」ということに少し抵抗というか情けなさのようなものも感じてしまっていました。けれど、結局は親が仕切る方が効率的でした。