少ない勉強時間で工夫したこと 《体験談》
2017/05/26
受験勉強にかけた時間に書いた通り、中学受験生にしては1日1時間程度の学習時間で過ごしていましたが、ベネッセの中学受験講座でも1日1時間の学習時間で、と書いてあるので、娘の取り組みはあながちずれていたわけでもなかったようです。
しかし、かなり教材を飛ばし飛ばしやっていて真っ白なところも多かったので、娘は要領が悪かったのかもしれません。
…いやそれでも、1日1時間でテキストもワークもきちんとこなしていた人がいたら、やっぱりその人は神がかり的な頭の良さを持つ人だとも思う…。そういう人はいてほしい。
夜遅くまで勉強させたくもないし、習い事も辞めさせたくない、友達との遊びも子ども会の行事も休ませることなく、ムリのない範囲で受験勉強をさせたいと思ったので、受験勉強にかける時間はなかなか増やせませんでした。もう少しメリハリのある1日のスケジュールをさせたかった思いもありましたが、娘がなかなか行動せず(例えばお風呂が沸いてもすぐに入らないなど)。
朝日小学生新聞の活用
少ない勉強時間で有効だったのは、朝日小学生新聞でした。娘は幸い活字が好きだったので、毎日届くタイプの小学生新聞がいいだろうと購読をはじめたのですが、これが見事にはまりました。
読むだけで読解能力が上がるのはもちろんのこと、時事問題に詳しくなったり、それ以外にも受験に役立つ記事が多いので、それを切り取ってトイレに貼っていました。トイレの時間は結構貼ってあるものをじっと眺めてしまうことが多いので有効でした。あまり長く貼っているとインテリアに溶け込んでしまうので1週間に1回貼りかえたりしていました。時事問題は娘の受験にほとんど出なかったのですが、教養としてすごく役立ちましたし、理科や社会などの問題や漫画などは理解しやすかったそうです。
ちなみに、トイレに貼るときも位置にこだわりました。目線に近いものは受験内容に近い理科や社会のものを中心に、時には受験算数も。そして時事に関係する記事は小さいサイズが多くそれにフィットした空きスペースを活用しました。ちょっと目線が離れているところには漫画の故事成語。漫画だとさらっと読めるので多少離れていても読むかと。
復習する箇所を洗い出す
受験直前期ですが、今までの合不合や漢字問題など、間違えた問題を洗い出して復習です。少ない勉強時間では同じ問題を何度も繰り返したりなどはすることができませんでした。一度目に当たっている問題は二度目も正解することが多く何度もやるのは効率的ではありませんでした。
間違えた問題を抽出してやらせてみると、いつの間にか身に付いていてできているものもあれば、前回と全く同じ誤回答をすることがあって穴を発見するのに役立ちました。すっかり忘れたころ、というブランクが効果的だったと思います。
これは私が良くやっていたやり方だったので、私が洗い出しました。6年生4月ごろはチェックもいれていなかったのでノートと照らし合わせながら間違えたところを探すのが大変でした。そして、その時に大量に消化してない単元を多数発見することにもなったのでした…。想像以上にやってない未着手のところが多くてショックでした。
復習問題をさらに絞り込む
漢字プリントなどで有効ですが、間違えた問題は何日か後にもう一度出題させるなどすると定着が良くなりました。漢字は1年を通してはやってなかったので、5年生の頃に取り組んでいた漢字の取り組みを引っ張り出してきて、間違えた問題を抽出してワードで打って6年の受験直前期に取り組ませました。
すると、いつの間にか書けるようになっていた漢字も多かったものの、また同じように間違えていたりなどしていたものも多くありました。その間違えたものをさらにまた抽出してワードに打ち込んで、朝学習として再び出したり(正解したものを消して作るので楽)。その抽出した漢字の中には栄東中学校の入試問題に実際に出たものもあり、ラッキーでした。
すきま時間は有効ですが…
チャレンジの中学受験講座には、ズバピタシリーズがついてきました。
実際に本屋で売っているズバピタシリーズと中身は同じです。すきま時間にチェックしたり、とても有効な本だとは思いますが、なぜか娘はほとんど使いませんでした。が、よく見たら国語の慣用句・ことわざだけはちょっと使った形跡がありました。
大学受験を経験した私が長女を見ると、1日の無駄時間がたくさんあるように見えて、すきま時間に勉強したら効率的なのに、と何度も思いました。実際にアドバイスしたりしました。しかし娘はすきま時間を使って参考書を見たりなどは全くしませんでした。電車に乗る機会や何かの待ち時間などがあっても、参考書を開いたりなどはせずぼーっとしたりするだけでした。そんな時まで勉強したくない、という気持ちなのか、そこまで本気じゃないから焦ってないということだったのかもしれません。