ビリギャルの原作を読んでみた
2018/08/24
話題になってからしばらくたち、今さらですが原作を読んでみました。
漫画にもなってたんだ…
ドラマとしてみるのはあり
中高一貫校に通う女の子が落ちこぼれて学年一のビリになったギャルの女の子。内部進学での大学も難しそう、かと言って外部受験ももっと難しそう。一応話だけでも…という感じで訪れた個別指導塾での大学受験物語…。という感じ。
筋金入りのギャルになってほとんど勉強ができない女の子。その女の子がまさかの慶應に?という奇跡に近いような話です。この子が本当に受験に合格したのか疑わしい、とは思いません。ドラマチックですごいけど、どちらかというと啓発本というかホームドラマとして楽しむような本だな、と思いました。
素直さがキーに
感じたことを率直に自由な言葉で表現する女の子。たとえるならテレビのバラエティ番組でおもしろい発言をするグラビアアイドルのような感じ?世間とずれているけど、面白いからありがたがられているかのような。
でもこの子はたぶんいたって真面目に思ったことを言うし、感情をそのままに受け入れるところがあったそう。
その感受性が良かったことや、先生がまともに向き合ってくれていると感じたからこそどんどん吸収していけたのかな、という風に思いました。
共感した部分
著書の中からコレコレ!と思ったところ。
最後に、成功するかしないか、結果が出るか出ないかは、極限の緊張状態の中、あるは万全の体調や精神状態じゃない中で、いかに淡々と自分の実力を発揮できるかにかかってきます。よって、なんだかんだ言ってメンタルコントロール(悲しかったり、喜んだりした時に、落ち着く練習)を常日頃から意識しているかどうかで、全然成功率が変わってきます。
これって、平昌オリンピックの羽生結弦くんみたいじゃない?と重なりました。スポーツも受験も、結果を出すまでの過程と取り組み、メンタルコントロールはだいぶ似ているところがあります。また、大事なところでピークを持っていく、という共通点も。
共感しにくい部分もあるが
学校とは折り合いが悪く、枕を持ち込んでほとんど寝て過ごしてたそう。ついに母親は先生と掛け合って寝て過ごすことを認めてもらうまでに。
私には授業中うたた寝くらいならまだしも、寝るなんてとんでもないと思ってしまうから、やっぱりそのあたりは受け入れにくいところでした。これもドラマだと思えば…。
家族の話、そして心理学はだれに向けて?
大まかに、家族の話になってます。
そして大まかに、誰しもできないことはない、という勇気が湧いてくる話でもあります。
勉強に限って言えば、どんなに勉強ができない段階でも、諦めなくても努力が実を結ぶ、そんな話になっています。
この本は、生徒もしくは子どもに対しての向き合い方とか、英語などの教科別の取り組み方などもあります。一体誰向けなんだろう?と思うところはありました。(同業の塾講師向けかな?)
映画はまた今度見てみます。
Amazonプライム会員なので、いつでも見れるんですよね。今度見てみて、感想をまた言いたいと思います。